ヒッチハイクの全てを解説するよ[やり方、コツなどなど]

ヒッチハイクってどうやるんだろう?
何かコツとかあるのだろうか?
こういった疑問に答えます。
こんにちは、ひだよし(@hidayoshi0818)です。
僕は今までヒッチハイクをして60台ほどの車に乗せてもらい、日本中を旅しました。
・福岡を起点に反時計回りで九州を一周
・福岡から福島までヒッチハイクだけで移動(広島、京都、東京、千葉に寄り道)
・福島と群馬を往復
関連記事:僕がヒッチハイクしたときの記録
その僕が今回はヒッチハイクのやり方やコツ、疑問点などの全てを紹介しようと思います。
記事がかなり長いので目次を使うことをオススメします!
目次
ヒッチハイクとは?
ヒッチハイク(英語: Hitch hike)とは、通りがかりの自動車に(無料で)乗せてもらうこと。この方法で旅することをヒッチハイキング(Hitchhiking)、旅行者はヒッチハイカー(Hitch hiker)と呼ばれる。
引用:ウィキペディア
ヒッチハイクをやる3つのメリット
ヒッチハイクには3つのメリットがあります。
・交通費を使わずたくさんの場所へ移動ができる
・コミュニケーション能力と自信がつく
・普段は会えないような人たちと会える
詳しく説明しますね。
交通費を使わず移動ができる
ヒッチハイクをする理由として最も大きいのは、交通費が無料なことでしょう。
日本は移動費が高いので、そこをタダにできるのは本当にありがたいですよね。
また公共交通機関と違い、車は移動に柔軟性があります。
電車やバスが通っていない場所にも理論上行くことができるのもヒッチハイクの利点ですね。
コミュニケーション能力と自信がつく
ヒッチハイク後は車内で会話をするので、自然とコミュニケーション能力がつきます。
こう聞くと、会話が苦手な方は不安に思うかもしれません。
しかしヒッチハイクはドライバーがあなたに興味のある状態で会話が始まるため、予想より簡単です。
それでも不安な方は、この記事をどうぞ。
関連記事:コミュ障もOK!ヒッチハイクの車内で上手く会話する方法
またこの記事後半でも、会話を上手にする方法を説明するので安心してください。
コミュニケーション能力だけでなく、自分に自信がつきます。
自分で目的地を考え、道路でヒッチハイクをし、ドライバーと話すなど色々なことをやるので、自信がつかないはずがありません。
また自分の知らない一面がヒッチハイクで分かることもありますよ!
僕も自分はコミュ障かと思っていたのですが、それはただの思い込みだったことが判明しました(笑)
普段は会えないような人たちと会える
ヒッチハイクをすることで本来なら会う機会なんてない方々と出会うことができます。
そういった方達と話すのは面白いですし、新しい考えや価値観が生まれ成長できる。
ヒッチハイクの疑問点
ヒッチハイクの良さは分かってもらえたと思うので、ここでQ&Aといきましょうか。
あらかじめ予想される疑問点について答えますね。
・ヒッチハイクに危険はないの?
・違法じゃないの?
・ヒッチハイクに成功するまでどれくらい時間がかかるの?
・夜でもできるの?
・ヒッチハイクって乞食っぽくてヤダ
それぞれ回答していきます。
ヒッチハイクに危険はないの?
ヒッチハイクが危険かどうかはあなたの運次第です。
知らない人の車に乗る以上、危険がないなんてことはありませんからね。
僕は今まで60台ほどヒッチハイクしてきましたが、危険なことは一度だけしかありませんでした。
関連記事:日本でヒッチハイク中、怖い出来事に遭った話[顕正会]
ただこの危険というものただの宗教勧誘なので、何か被害があったわけではありません。
ネタみたいなものです。
まあ何かヤバそうだったら乗らなければいい話なので、危険について気にする必要はないと思います。
危険とか言っていたら何にでも危険はありますしね。
違法じゃないの?
ヒッチハイクをすること自体は違法ではありません。
関連記事:国内でのヒッチハイクは違法じゃない[ただし注意点あり]
ただヒッチハイクに関連して法律違反をしてしまうことがあるので注意が必要です。
例えば運転手が金品を要求する白タク行為、停車禁止場所に停車するなどですね。
ヒッチハイクに成功するまでどれくらい時間がかかるの?
必要な時間はピンキリですね。
僕の場合は1分から4時間までと実に幅広く時間がかかっています。
ただ1つ言えるのは、ヒッチハイクのコツが分かれば30分以内には捕まえられるようになるということ。
そのコツはこれから教えるので安心してくださいね。
夜でもできるの?
夜でもできますが、成功確率は低くなります。
関連記事:夜中にヒッチハイクする時のコツはこれ!
やはり暗いとドライバーに気づいてもらいにくくなりますし、怪しいやつにしか見えません。
それでも長くヒッチハイク旅をしていると、夜にやらなければならない時が来ます。
なので心の準備はしておきましょう。
ヒッチハイクって乞食っぽくてヤダ
ヒッチハイクって言い方はカッコいいけど、ようはタダ乗りでしょ。
乞食みたいでなんかやだなあ。
こう思う方がいるかもしれませんが、ヒッチハイクはタダ乗りではありません。
なぜならヒッチハイカーは車内では面白い会話をしたり、ドライバーの給油や買い物を手伝ったりなどをしなければならないからです。
タダ乗り分の仕事はする以上、慈悲を乞うだけの乞食とヒッチハイカーは違います。
ヒッチハイクに必要なもの
ヒッチハイクに必要なものを紹介します。
・強いメンタル
・サインペン
・スケッチブック
・スマホの地図アプリ
それぞれ説明していきますね。
強いメンタル
ヒッチハイクをやっていると幾多の困難があることでしょう。
車が捕まらない、雨風が強い、お腹がへった、お金がないなどなど。
でもそんな状態 を楽しめるくらいのメンタルがなくては、ヒッチハイクなんてできません。
この強いメンタルが、ヒッチハイクで最も必要なものと言えるでしょう。
サインペン
親指を立ててヒッチハイクをするという方法もありますが、スケッチブックに地名を書くほうが効率が良いです。
そんなわけで書くためのペンが必要ですが、種類は何でもいいです。
ただ100均のはすぐに掠れて書きにくいので、200円くらいのを買うことをオススメします。
スケッチブック
スケッチブックも100均のものだと、裏に染みて文字が読みづらくなるというデメリットがあります。
なのでお金に余裕があるなら、ちゃんとしたスケッチブックを買うことをオススメします。
スマホの地図アプリ
地図アプリはあると本当に便利!
大きな道路はどこか探したり、Googleストリートビューでヒッチハイクができそうな場所をあらかじめ探すことができたりします。
道路地図などの紙媒体は邪魔なので必要ありません。
ゴミに捨てましょう。
ヒッチハイクをする場所
ヒッチハイクは大きく分けて3つの場所で行います。
・下道
・高速道路のSA(サービスエリア)
・インターチェンジの前
詳しく説明しますね。
下道
長距離移動をしない場合は下道を使うことになります。
下道は効率が悪く、車を捕えにくいからとオススメしないヒッチハイカーもいますが、別にそんなことはありません。
現に僕は下道でのヒッチハイクの方が多いです。
下道は高速道路や公共交通機関を使っては行けない微妙な場所にも行けるのが良い点なので、効率とか正直どうでも良い。
また車が捕まえにくいというのも、本人の技量と運の問題。
決して下道が悪いということはありませんので、ガンガン使っていきましょう。
高速道路のSA(サービスエリア)
長距離移動をしたい時は高速道路を使います。
ちなみにパーキングエリアでヒッチハイクをしてはいけません。
理由はこの後説明します。
インターチェンジの前
高速道路に入りたい時はインターチェンジ前でヒッチハイクをすることになります。
ですが僕はこの方法をオススメしません。
理由はインターチェンジ前のヒッチハイクは一番難しいから。
これはヒッチハイク経験者なら誰でも言いますし、僕もインターチェンジ前の結果は散々なものです。
インターチェンジ前は車が停車できる場所が少なく、ドライバーが乗せようと思っても乗せられません。
また仮に泊まる場所や手前に信号があったとしても、インターチェンジ前で加速している車を止めるのは難しい。
なので僕はインターチェンジ前でヒッチハイクをするくらいなら、SAの裏口から直接高速道路に入ることをオススメします。
別に入るのは悪いことではありませんので、安心して侵入してください。
ヒッチハイクをする前に知るべき重要なこと
ここからヒッチハイクのコツを教えてきますが、その前に重要なことを説明しておきます。
それはこの2つ。
・スケッチブックに適切な目的地を書く
・適切な場所でヒッチハイクをする
ヒッチハイクの成功率とかかる時間は全てこの2つが関係しています。
ヒッチハイクが上手くいかない時は絶対にこの2つのどちらかに問題があって、あなたの責任なのです。
これから下道とSAでのコツを教えますが、この2つが基本であり最も重要であることを理解してください。
ヒッチハイクをするときのコツー下道編ー
では最初に、下道でヒッチハイクをする時のコツを紹介します。
・適切な場所は地図アプリと地元の人を活用する
・スケッチブックには2駅先を書く
それぞれ説明していきますね。
適切な場所は地図アプリと地元の人を活用する
ヒッチハイクをする場所は交通量が多いところでやるのが常識です。
この理屈でいくと国道でやるのが最も一般的なのですが、この方法ばかりではいつか行き詰まることでしょう。
なぜなら国道には止まる場所がなかったり、車の流れが速いというデメリットがあるからです。
もし国道がパイパスだったらそもそもヒッチハイクすらできません。
また自分の目的地に行く人が、自分がヒッチハイクをする場所を通るとは限りません。
「じゃあどうすんねん!」と思うでしょうが、歩いている地元の人に尋ねれば全て解決します。
「ここへ行きたいんですけど、ここらへんの方ってどういった道を通りますか?」と尋ねましょう。
こうすることで地図上での自分の思い込みではなく、正しい場所でヒッチハイクをすることができます。
後はGoogleストリートビューでヒッチハイクできそうな場所を探して移動するだけ!
スケッチブックには2駅先を書く
スケッチブックには自分の行きたい目的地を書くのではなく、2駅先くらいを書きましょう。
駅名は地図アプリで分かります。
ヒッチハイクは長距離一発よりも、短距離を複数回重ねるほうが効率が良い。
短距離を狙うメリットは乗せてくれるドライバーの方を増やすためです。
距離が長くなるほどそこに向かうドライバーの数は減りますし、さらにそこから乗せてくれるドライバーを絞らなくてはなりません。
一方短距離なら、隣町に買い物に行くようなレベルの人も対象になるので非常に効率が良い。
また短い距離だと「それくらいの距離なら良いか」とハードルが下がるので乗せてもらいやすくなります。
ぶっちゃけ知らないやつと長時間も一緒にはなりたくないですからね(笑)
運転手とウマがあったら、予定よりも長距離乗せてもらえることもあります。
ですから僕は短距離を積み重ねる方法をオススメします。
長距離1発は痛い目に何回もあったので、もう2度とやりません。
ヒッチハイクをするときのコツー高速道路編ー
お次は高速道路でのヒッチハイクについて。
・PA(パーキングエリア)でヒッチハイクをしてはいけない
・ボードに書くのは次のSAにしよう
・ヒッチハイクは出口へ向かう通り道でやる
・SAではヒッチハイクするよりも交渉したほうが効率が良い
詳しく説明しますね。
PA(パーキングエリア)でヒッチハイクをしてはいけない
高速道路でヒッチハイクをする時の注意点として、PAではヒッチハイクをしてはいけません。
なぜならPAには車が少ないから。
車が少ない=ヒッチハイクの成功確率ダウンですからね。
ただ規模の大きいPAもあるので、そういうところならボードに書いてもいいと思います。
ボードに書くのは次のSAにしよう
ボードに書く時は次のSAにしましょう。
これも下道と同様に、短距離を積み重ねた方が効率が良いからです。
ヒッチハイクは出口へ向かう通り道でやる
SAのヒッチハイクはやる場所が決まっています。
赤丸で示されている①か②のどちらかでやるのが一般的。
①は店やトイレに行く人の目にとまり、話しかけられたりすることがあります。
また車の流れが少ないため、ドライバーが車を停めやすいのも良い。
しかし一方ですべての車にアプローチができません。
②は逆にすべての車にアプローチできますが、出口に近いため車が加速している場合があります。
また車道が広くないとできないというデメリットもある。
この①と②、どちらが良いかはあなたの好みです。
どちらもいい面はあるので、その時の状況で変えるのも良いでしょう。
SAではヒッチハイクするよりも交渉したほうが効率が良い
ヒッチハイクをするのが面倒くさいなら直接頼むのも手です。
かのホリエモンもこの方法でヒッチハイクをしていて、「ボード使ってヒッチハイクしている奴は効率悪い馬鹿」と言っていました。
実際、直接交渉は効率がメチャクチャいいです。
行きたい方向のナンバープレートが書いてある車の運転手に片っ端からお願いするだけですからね。
10人もやればまず乗せてくれます。
ただこれをヒッチハイクと呼ぶかは疑問ですね。
僕も時々この方法を使いましたが、あまり良いもんではありません。
もしやるなら、まずは自己紹介をするのが良いです。
やはり知らない人を車に乗せるのは怖いですからね。
学生だったら学生証を見せて自己紹介をするのが効果的ですよ!
車内での会話はどうすれば?
ヒッチハイクは車に乗ってからも気を抜くことはできません。
どうにかしてドライバーを楽しませる必要があります。
そう言われても、どうやって会話すればいいか分からないよ⋯⋯。
と思う方もいるでしょうが、Q&Aでも言ったようにドライバーはあなたに興味を持った状態です。
なので無難な会話をするだけで十分会話になりますよ。
僕は↓のような話題で話していました。
・おすすめの観光地
・自分について
・ドライバーについて
ね?普通のことでしょう。
こんなのでも2、3時間は持つので安心してください。
関連記事:コミュ障もOK!ヒッチハイクの車内で上手く会話する方法
ヒッチハイク後の宿泊施設は?
ヒッチハイクで旅をする場合、宿をどうするか考えなければなりませんよね。
あいにく日本はドミトリーやゲストハウスのような旅人向けの施設が少ないので、宿泊費は結構かかります。
なので僕は漫画喫茶に泊まっていました。
1000円〜2000円ぐらいで食事以外は揃っているため、中々使い勝手が良い。
またどこにでもあるという安心感があります。
野宿を除いて、ある程度休憩ができつつ料金を抑えるとなると漫画喫茶しかないでしょう。
関連記事:日本でヒッチハイクをするときの宿はどうする?[経験者が解説]
まとめ
長々と色々書いてきましたが、実際にやってみるのが一番早いです。
こんな記事は真面目に読まず、まずは勢いでヒッチハイクをしてみるのが良いでしょう。
そして実際にやって行き詰まった時、この記事が参考になると嬉しいです。