韓国のDMZ(非武装中立地帯)観光で北朝鮮を生で見よう!

こんにちは、ひだよしです。
突然ですが北朝鮮を観光してみたいと思いませんか?
北朝鮮はテレビでよく騒がれてますけど、どんな国なのかなんて行ってみないと分からないですよね?
かといって入国するには結構なお金がかかるので、気軽に観光気分で行ける場所ではありません。
しかし実は6000円ほどで北朝鮮を見学することができるツアーが韓国にあるんですよ!
今回はそのDMZ(非武装中立地帯)観光について紹介します!
DMZって何?
韓国と北朝鮮は朝鮮戦争から現在まで戦争状態です。
※2018年4月27日の板門店宣言により年内に終戦する模様。
北朝鮮と韓国の間に国境線がありますよね。
しかし北朝鮮と韓国は戦争をしているので、これは国境線ではなく軍事境界線と呼びます。
そしてその軍事境界線から、双方の領土に幅2kmのDMZ(非武装中立地帯)があります。
文字通り武装をしてはいけない中立地帯のことですね。
韓国はこのDMZを観光地にしていて、北朝鮮の様子や軍が掘ったトンネルを生で見ることが可能!
これで北朝鮮を安い料金で観光できます。
DMZへの行き方
軍事境界線なので勝手に行くことはできません。
観光するにはツアーに参加する必要があります。
ツアーを予約するサイトは2つあり、VELTRAとコネストです。
コネストの方が人気のようですが、私はVELTRAで予約しました。
結果的にとても楽しかったので、どちらで予約してもOKです!
日本人用のツアーで料金は6098円でした。
ツアーの流れと感想
ここからはツアーの中身を紹介しますね。
集合
プレジデントホテルへ朝の8時に集合します。
集合場所の地図はメールで送られて来るので大丈夫ですよ。
都羅展望台
ホテルでバスに乗ったら、ガイドさんが今日の日程やこれから何を見学するのか説明してくれます。
ガイドさんは日本語でギャグを飛ばしてくるくらいなので、かなりレベルが高く面白い!
ガイドさんの話を聞いているとバスから北朝鮮が見えます。
向こうに見える山のような土地が北朝鮮ですよ。
しばらく走るとトイレ休憩のため遊園地のような場所に停まります。
見た目はキレイなのに人がいないところに寂しさを感じますね。
トイレ休憩後は写真撮影が禁止になります。
しらばっくれて撮ると注意を受けるのでルールは守りましょうね。
怒られている人もいました。
しばらく走ると橋に着き、パスポートチェックのために韓国兵がバスに入ってきます。
観光地といっても一触即発の場なので、警備は厳重ですよ。
DMZ内は殺風景で緑色がほとんどありません。
道路のわきは地雷原ですし、戦車侵入防止用の防護壁みたいなのが道路に設置されていて物騒です。
そういったものを眺めていると都羅展望台に到着。
ここから北朝鮮の大地を見ることができます。
↑写真の奥に見えるのが北朝鮮ですよ。
展望台では北朝鮮、韓国それぞれのプロパガンダラジオ放送を聞くことができます。
お互い「そっちは悪い国だ!行くなよ!」みたいな放送をしていて面白い。
展望台には双眼鏡があり、北朝鮮の人々をはっきりと見ることができます。
皆サッカーをして楽しそうにしていました。
こういう光景はテレビでは知ることができません。
実際の北朝鮮の風景、人達を見ることができて勉強になりました。
2018/05/02現在、ラジオ放送は終了し電波塔は解体されたようです。
第3トンネル
次は第3トンネルという北朝鮮が掘ったトンネルを見学します。
韓国が発見したトンネルは4つあり、この第3トンネルは1時間に武装兵を3万名韓国に送り込めるという大きなトンネルです。
ちなみに発見されていないトンネルも無数にあるらしいですよ。
やるな北朝鮮。
トンネルは地下73mのところにあるので、この乗り物で地下まで降ります。
しかしこの乗り物は時々故障するらしく、地下まで歩かなければならないときもあります。
僕のときは故障していたので歩くハメになりました。
地下は撮影禁止なので写真がありません。
だから文章で説明しますね。
まず急な下り坂を歩きます。
最下層に着いたら、今度は中腰で歩きながらトンネルを見に行きます。
帰りは来た道を引き返すだけ。
起伏は激しいし、中腰で歩くしで運動をしていない方はキツイです。
覚悟しておきましょう。
トンネル探険が終わったら次はビデオを見ます。
内容はトンネルの詳しい紹介でした。
10分くらいで終わりますが、興味がなければ見なくてもOKですよ。
時間に余裕があれば外で写真撮影ができます。
地雷原も近くにあるので、地雷原とのツーショットという過激な写真も撮影可能!
都羅山駅
次は都羅山駅を観光します。
この駅から北朝鮮に電車で行くことができるのですが、今は使われていません。
キレイな駅なのに残念ですね。
しっかりと平壌行きの文字がありますね。
切符を買えばホームに入ることができます。
世界の鉄道路線図が書いてある地図を発見しました。
「都羅山駅の利用が再開され、日韓トンネルができれば北海道からポルトガルまで鉄道で行ける日が来る!」とガイドさんは言っていました。
正直ね、なんかジーンときましたね。
だって夢がある話だと思いませんか?
電車でユーラシア大陸を横断できる日が来るかもしれないんですよ?
しかも日本から!
僕が生きている間に完成して欲しいです!
食事
食事はこの建物で食べました。
食事はプルコギで、普通に美味しかったです。
牛が食べられない人のためにビビンパも選べます。
が、ガイド曰くここのビビンパは美味しくないらしい⋯⋯。
時間が余ったなら記念撮影をしましょう。
制服を貸してくれるので韓国兵のコスプレができます。
ブーツの貸し出しもあったら完璧に韓国兵でしたね。
食事が終わったらホテルに帰ってツアーは終了です。
今回はDMZを紹介しました。
韓国と北朝鮮が和解したらDMZや板門店は観光地ではなくなるでしょう。
平和が一番良いことです。
しかし朝鮮戦争の終戦を生で見れる私達だからこそ、あえてDMZを観光しに行くべきではないでしょうか?
観光できるのは今のうちですよ!